おやつく後記

日常のことなど

PMSは自分の本音に気づく機会

月経前症候群PMS)がひどい。普通は思春期に多いという記載をみたが、わたしはアラフォーから顕著になった。ないに越したことはないけれど、最近、自分を顧みる機会としてとらえると、自覚のなかったことに気づくようになった。

 

 

けっこうしんどいんです



 

下腹部が重いのはよくあることで、生活に支障をきたすほどの痛みは数か月に一回あるかないか。それはあまり気にしていないが、イライラがすごい。真っ只中にいるときは、「わたしはただ純粋に腹が立ってるんだ」と信じているけれど、明らかにこの時期になるとよくブチギレるし、「人生終わりだ、もう死ぬしかない」と絶望するのもこの時期。月経がはじまると途端に収まるのだからわかりやすい。同居の母も内心「うわ、生理前だ」と思っているらしい。そう思われるのも腹立たしいが、事実なので仕方ない。

 

 

「本来、PMSなんてないのが健康な状態だ」というのをどこかで見かけた。でも、わたしは人生でいまが一番健康のはずだ(食中毒の記事でも書いた)。過去は仕事で常に緊張状態、ストレスは高く、食事もジャンクフードや外食多めだった。今はその真逆。別のストレスはあるけれど、前と比べるとずっとマシ。なのにPMSはそのころからの方が顕著。

 

 

わたしはPMSがひどくなったのは、身体の機能が正常になった証だと思っている。

月経では血を外に出す。月経は哺乳類の雌では当たり前の現象だが、男の場合、普通に生活していて血を血のまま排出することはない。便や尿、汗や皮膚、毛など正当な排泄ルートよりも短縮して直接血液を排出するのは、女性の月経のみ。これって意外とすごいシステムだと思う。

その時ついでに血液中の汚れも排出しているので、月経はデトックス期間でもあるという。臓器や皮膚などを通るよりも直接的なので、排毒効果も強いだろう。

女性と男性の平均寿命の差はそのまま月経の合計時間という話を聞いて、あながちウソでもなさそうだと思った。

 

 

しかし汚れが溜まりすぎていると、反応が鈍るものだ。前に食中毒の話を書いたが、身体が敏感な方が何かと反応が早い。それは身体が弱いだけの場合あれば、敏感だからこその正常な反応の場合もある。わたしは大人になって以降、今が一番心身ともに健康なので、後者だと思っている。

 

 

 

そこで、最近ひどくなったPMSのイライラについてもう少し考えてみた。

すると気づいたのは、PMSの時に爆発するのは、大抵、ずっと前から気になっていることだ。普段なら、「気になるけれど、まあ少しぐらい我慢するか」と、気持ち的にも余裕があり、理性的に考えるようにして気をそらしている。それが、月経前になると「絶対に許せねえ」となる。そう、いつも気にしていないフリをするだけで、本当はまったくそうではないのだ。とすると、PMSのイライラは自分に正直になった結果といえる。

 

 

最近の話で、PMSでキレてあるものを大量に捨てたことがある。勢いでやってしまったので翌日は罪悪感もあったのだが、実は前から捨てたいものだったので、その次の日には「よかった」と一転していた。キレる前に対処しておけばもう少し穏便にいっていたなと反省した。

 

 

また、母がもっと真剣に考えるべきことを適当にしているのにもブチ切れたことがある。いつもなら、”家族と言えども人は人”、本人が何もしないという選択をするなら、その意思を尊重すべきだと思っていたが、PMSで「もっと自分のことを考えろ、行動すれば済むことを先延ばしにしてんじゃねえ」と爆発。

 

 

怒ることは良くないし、たとえ良かれと私が思っても、必ずしも相手にとっていいことではないだろう。基本的にそういう価値観なので、熱血教師のような怒りに、我ながら「珍しいな」と後になって思った。

 

 

しょうもないことだが、わたしにとっては相当に我慢していることが、PMSの時期に意外とある。これに気づいて振り返ると、そろそろ爆発しそうな案件が一つ浮かんだ。PMSでめちゃくちゃになる前に、穏やかに解決したい。

 

 

「健康ならPMSにはならない」という人は、心身ともに健康なのだろう。しかし現代にそんな理想的な生き方をしている人が多いものかな? どこかにそういう世界もあるかもしれないが、わたしの周りは、いいことも悪いこともそれなりの人々ばかり。だからPMSは通常運転といっていいかもしれない。理想の生活でもないのに、PMSがない、という人がいたら鈍感になってしまっているだけかもしれない。

 

 

PMSにならないのが普通」ということばに引っ張られて「今の自分はダメなのか」となってはいけない。自分を責めるくらいなら、まだまだ我慢していることがあるのだな、頑張ってるなわたし、と思うことにしている。そして、気づいていなかった怒りや思いがあふれ、そこで初めてわかる事実もある。身体からのサインであり、それはPMSという機会を通じて現れるのだから、むしろラッキーだ。身体はいつだって良くなりたがっているのだから、すべての現象を自分の糧にしたいものだ。