おやつく後記

日常のことなど思いつき

すべては自力。無料から始める美容のススメ

健康と美容のため、いままであらゆる整体やマッサージ、鍼灸パーソナルトレーニング、いくつかの化粧品を試してきた結果、「他力よりまず自力だろう」と思って一度全部やめてみた。

 

 

仕事で緊張状態が続いていた30代前半から整体や身体のメンテナンス系のお店に行くようになり、かなりの種類を試した。

 

 

エステとか高級基礎化粧品などお金がかかる美容にはもともと興味がなく、コスメは20代前半がピークで年々興味が薄れている。仕事をやめた今は眉毛とリップしか塗らない。好きなイフルエンサーがプロデュースした化粧品が気になって買っていた時期はあったけど。

 

 

表面的なことにお金をかける意味を感じないが、美に興味がないわけではない。

 

 

素肌が美しければファンデーションなんてナシか薄くていいだろうし、細かいメイクをするにしてもパーツ自身の良さありきだろう。くすんだ目元に塗ったアイカラーより、白い目と明るい肌で何も塗っていない方がいい。もし塗るとしても、本体そのものを磨いていたら化粧ノリもいいはず。何をするにもまず自分の身体が先、ということを考えている。

 

 

わたしは身体のクセがあってねじれているので、整体などの店にいくたびに「どうなっていますか?」「どうすれば治りますか?」と聞いていた。本当の答えを知りたいというよりは、このジャンルの人はどう考えているのだろう? と意見が知りたかった。ただ、どこも明確な答えは返ってこなかった。整体やパーソナルトレーニングは多少正解に近いものを示してくれたが、根本原因を探るまではいかなかった。

 

 

みんな自分の専門以外は知らないし、根本原因から探ることはしないのだな、と思って諦めた。

 

 

同時進行で、さまざまな健康・美容情報も集めていたので、正誤はともかく、できることは試して実践してきた。健康ジプシーにも飽きた頃、時間的余裕もできて自分と向き合う時間が増えた。そしたら、根本原因なんて自分が一番わかっているじゃないか、と気づいた。

 

 

わたしの身体がねじれているのは、暇すぎてオンラインゲームばかりしているからだった。夢中になりすぎて、長時間同じ形が固まっているので、それが癖付いてしまった。身体がねじれると、変なシワができてしまった。歳のせいでもあるだろうが、生活習慣の方が影響が大きいと思う。

 

 

そして、オンラインゲームをやりすぎるのは、自分の生活態度の問題だった。やりたいことがあまりなく、YouTubeや動画再生して耳で音を聞きながら、ゲームばかりしている。だったら、この生活習慣を改めれば姿勢改善できるはず(これが一番難しい)。

 

 

いくら店に行って一時的に身体の歪みが取れたところで、同じ生活をしていたら一瞬で元に戻る。そんな当たり前のことを忘れていた。専門家の話を聞くことで意識するきっかけになるし、プロの手にゆだねることで変わることももちろんある。でも、毎日のように行くわけにはいかず、結局はすべて自分次第だろう。

 

 

化粧品も、いままでほぼ化粧水も乳液も使わず馬油だけで過ごしていて、冬以外はそれだけで十分だった。わたしは子どもの頃から乾燥肌なので、冬は乾燥しやすく、おかげでシワもできやすいのが難点。でも、本来であれば何も問題なく生きていける機能を備えているはずだ。健康に生まれたなら、完璧な状態のはず。

 

 

そうやって見直すと、まず笑い方が引きつっていたせいで顔の筋肉の動きが不自然。愛想笑いが苦手なのに、仕事で頑張っていたのだ。ねじれの元々の原因も仕事だった。身体の片側を強ばらせないと落ち着かないので、それが通常運転になっていた。

 

 

乾燥については詳細は原因は分からないが、心理的作用もあるし、内臓が弱っている可能性もある。身体のねじれによって骨格全体がゆがみ、片方の筋肉がついて片方落ちてしまっている。それによって片側にシワができやすくなり、そっち側だけたるんで毛穴も大きくなりがち。

 

 

結局、すべては身体の歪みに起因していた。エステで顔だけ触っていたり、マッサージにいって筋肉だけもんだところで、わたしの場合は根本解決にならないのだ。乾燥についてはもう少し深堀りして考える必要があるけれど、極論をいうと、南国生まれのDNAだったら乾燥に弱い可能性もある。もちろん、自分の祖先が南国生まれかどうかなんて知らない。3、4代前が現在より少しだけ南というのは知っているが、それより古い祖先がもっと南の可能性はゼロではない。

 

 

乾燥肌だからと、よく分からない横文字の成分が入った化粧品を使い続けるのも抵抗がある。いくら効くとしても、高価すぎてもこまるし、基礎化粧品を塗りすぎてテカテカにはなりたくない(どうしても原因が分からないなら、深いシワが刻まれるよりはテカテカの方がマシと判断するかもしれないが)。

 

 

乾燥はひとまず置いておくとしても、それ以外は日々の努力で何とでもなる。顔が一番気になる部分とはいえ、結局は身体全体の問題であり、スタイル含めての美なのだ。諦めさえしなければ、健康も美しさも手に入れることはできる、と信じることこそ、第一歩だと思う。

 

 

だからまずは歪みを取るストレッチや動きをする。階段の上り下り、椅子から立つとき、外を歩くとき、例え座っていようとすべてが筋トレだ。そこで身体をまっすぐにし、肚に力をいれてリラックス。時間があればちょっと重いものをもって、弱っている側を鍛える。

 

なにより、そもそもの習慣を改める(努力をする)。ゲームをせずに済むように工夫する。立つ時間を増やす。

 

 

できなくても、気づいたら意識する。これだけでもかなりかわるはずだ。

 

 

やることをやった上で、店にいけばもっと良い効果が得られるだろう。よくメディアで芸能人やモデルの健康法や美容法を紹介しているが、あの人たちは美しさを保つのも仕事のうち。テレビで紹介している方法なんてごく一部だろう。言えないことや言いたくないこともあるだろうし。それを見て一般人が表面だけ真似しても意味がない。もし自分が芸能人なら? モデルをやるならどうしているだろう? と考える方が近道できるだろう。

 

 

そうそう、こないだ「かつみさゆり」のさゆりちゃんを久々にテレビで見て、その美しさ、特に足のきれいなことにびっくり。バービー人形よりさゆりちゃん人形だろ、というくらいスタイル抜群。ぶれない芸風とかわいらしい顔もあって、なんかのマスコットキャラクターにしか見えなかった。

 

 

早速、インスタや動画を見ていると、美脚の秘訣、のような動画がアップされていた。

 

 

しかし動画を見ると、ありきたりな方法だった。

きっと具体的な方法よりも、美しい足を保とうと努力する姿勢が美脚を生み出したと思われる。いつも足を見せる衣装を着て、テレビや舞台でたくさんの人に見られていたら意識せずにはいられないだろう。

通りすがりの一般人に「あら、きれいな足ね~」なんてさんざん言われてきただろうし、それが効果絶大なんじゃないだろうか。さゆりちゃんの美脚になりたければ、さゆりちゃんのように見られることを常に意識し続ければいいはず。

 

 

ということで、わたしも外を歩くときは「さゆりちゃんマインド」みたいなものを勝手に設定している。ミニスカは履かないので気分だけね。すぐ忘れるけれど、何も考えないよりは効果があるだろう。馬鹿にされるのが分かっているので人には言わないが、「自分には絶対無理」と最初から決めてかかっている人と、「わたしも頑張れば、少しでも近づけるかも」と思っている人が同じなわけない。都合が良くて人にも迷惑をかけないことならば、信じたもの勝ちなのだ。

 

 

さゆりちゃんごっこを始めたのは最近だが、体型維持だけは若い頃から異常に固執しているので(崩れたら人生終わり、くらいの強迫観念だった時期も)、スタイルはたまに褒めてくれる人もいる。遺伝だと言われると困るが、それだけではなかった!と自分だけは信じている。