おやつく後記

日常のことなど思いつき

お気に入りの店から足が遠のくきっかけ

5年以上通っているお気に入りの店で、些細な違和感を抱いた。本当に些細なことなのだが、それをきっかけに、別の店に行ってみようかな、という浮気心が芽生えた話。

 

 

店主の商品への愛があふれ気さくな雰囲気も好き。商品そのものの質もよいので気に入っているが、それ以上に店主やスタッフの方と短くても会話を交わすのが毎回楽しみだった。

 

 

店では新作や期間限定商品が出るとSNSで発信しているのを知っているが、敢えてSNSを見ることなく、直接話して確認することにしている。なぜなら、それがこの店のわたしの楽しみ方だから。普段、別の店ならこんなことしない。商品だけが目的のときは、徹底的に事前調査して比較検討している。特にチェーン店とかはね。

 

 

その店にいって忙しそうな時は、余計な会話をしないなど最低限の気を遣っていたし、毎回しゃべると決まっているわけでもなく、さっさと帰る日もある。店主もそれほど気にしていないだろうと思っていた。

 


それがこないだ、いつも通り店に行ってオススメ商品を聞いたところ、「SNSに情報あるんですけど、ご存じないですか?」と言われたのだ。えっ、いまさらそんなこと言うの? と驚いた。この5年、一度も言われたことがなかったのに、ここにきて初めてのことだった。


「知ってます。また見てみますね」と言って、その時は普通に終わったのだけど、ちょっとモヤモヤ。

 

 

 


つまり、「毎回聞いてこなくても、SNS見たらわかるよ」というのを暗に言ったのだろう。そうだよね、時間取らせてごめんね、という申し訳なさと、そんなことわかってるし……という気持ちが絡まって複雑な気分になった。
そんなことわかってるけどさ、商品だけを目的に来てるんじゃないんだけどなあ。

 


店主もスタッフも人間なので、余裕がないことだってあるだろう。その日だけかもしれないし、繁忙期を超えたら元に戻るかもしれない。わたしも常連なんだから店の事情も考えるべきかもしれない。ただ、わたしにとっては、常連だとしても毎回来ることが新鮮で特別なことだったから、この些細な一件が「そうじゃなかったんだ」と我に返るきっかけになった。

 

 

店が何を一番大事にしているか、それぞれ違う。売上かもしれないし、地域に寄り添うことかもしれないし、まあなんでもいい。その店は、こぢんまり小さく経営して、目の前のお客さんを大事にするタイプだと思っていたので、今回の出来事は意外だった。

 


現代はどんどんディスコミュニケーションが広がっていて、大きい店ほど、店員と目も合わないことも増えている。だからこそコミュニケーションできる個人店は貴重になるだろうと思っていたのだけど。わたしが人との接触が少ないからそう思うだけで、世間一般の意見ではないのかな。

 

 

別の視点でみると、こういう些細な違和感にその店(会社)の姿勢がうかがえたりする。

 


例えば繁忙期で忙しいなら、期間限定でスタッフを1人増やしてもいいし、今だけ予約や来店の方法を限定することもできたはず。ストレスなく普段通りの接客ができるように、予約数を抑えることだってできる。本来かけるべきところの経費や労力を怠ったかもしれない。

 


この店はそうじゃないかもしれないけれど、可能性のひとつとして。自分が店をやるなら気をつけたいところ。

 


ひねくれた考察はひとまず横に置いておくとしても、やっぱり店に行くのはちゅうちょしている。モヤモヤが晴れないうちは変に緊張するし、普通に今行くのは迷惑かもしれない、というのが脳裏をよぎってしまうのだ。

 

ただ、店関係なく同ジャンルの商品を見に行きたかったので、これを機に別の店を新規開拓した。新しい店にハマるかどうかは分からないけど、マンネリ打開は悪くないね。

 


少し時間を置いたら、またしれっと行ってみよう。