編み物雑誌で見かけた、布に空いた穴をオシャレに修復する技術「ダーニング」っていうのに挑戦してみた。
試したのはガーゼのほつれ直し。赤ちゃんのおくるみとかに使う五重くらいになっているガーゼをそのまま枕カバーとして使っているんだけど、ちょうどいいサイズで端っこの処理も最初からしてくれているので、特に何も加工せずに使ってた。何回も洗濯するうちに端っこの方がほつれてきたので、何とかしなきゃなと思ってたの。
ダーニングは補修のついでにオシャレもできるっていうのがポイントなので、枕カバーにやらなくてもいいんだけど、とりあえずやってみたかった。糸は刺繍糸で、裏から抑える器具とかも使わず、やり方も一回本で見ただけ(本が売られてるということは、やっぱ流行ってるんだろうね)
だからだいぶヘタだと思うけど、それでもなんとなく形になった。
太い糸を布のように編むので、けっこうしっかりした生地のようになる。縫い付ける生地の厚さとのバランスを考えないと、チグハグになったり、逆にそこから傷む可能性もありそう。
結局、1センチ四方くらいをやっただけで、あとはミシンで始末した。ちょうど先日、デニム修理で習得した「タタキ」というやつを駆使して、あとは周囲をかがる。オシャレ目的じゃないので、見た目はきにせず補強をしっかりするのが目的なので、コレでいいのさ。
目的に応じた直し方や利用方法っていうのがそれぞれあるもの。
基本的にわたしが思いついたことは、世の中の誰かが必ず先に思いついているはずなので、ネットで探せば絶対に見つかる、という確信がある。ダーニングは探してたわけじゃないけど、ちょうどシミとか穴をごまかす技術について考えていたときだったので、渡りに舟だった。
ダーニングっていうのはイギリスの洋裁技術らしく、今まで世に出てこなかったのが不思議。新しいものをどんどん買うような時代ではなくなってきて、古いものとかリサイクル・リユースが見直されている時代になったからかな。いいことだよね。
さて、なぜか背中にシミがついた白いカーディガンがあるので、それをどうしようか今考えてる。ダーニングにするか、刺繍にするか、それとも……?
って考えてたらハイブランドでめっちゃオシャレな刺繍が施されたコートを見つけた。めっちゃカッコよい。でも素人にできるかしら。
自分でやったら全部一点モノなんだよね。目指せオートクチュール。目指せセルフハイブランド✨